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1. AIDMA,AISASとは?
AIDMA,AISASは、マーケティングのフレームワークです。
歴史としては、AIDMAのほうが古い歴史を持っていますが、時代に合わせるのであればAISASのほうが合っていると有識者は言います。
1-1. AIDMAとは?
AIDMAとは、
- Attention(認知)
- Interest(興味)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
これらの5要素の頭文字を取ったものがAIDMAです。
それぞれを具体的に示した記事はこちらになります。

1-2. AISASとは?
AISASとは、
- Attention(認知)
- Interest(興味)
- Search(検索)
- Action(行動)
- Share(共有)
の5要素の頭文字を取ったものがAISASです。
それぞれの要素を具体的に示した記事はこちらです。

2. AIDMAとAISASの違いは?
AIDMAとAISASの違いはいくつかあります。
まず、それぞれの頭文字から読み取れる通り、いくつかの消費者行動のポイントが違います。
AIDMAとAISASは違いますが、AIの部分(Attention, Interest, そしてAction)は同じです。
2-1. 1つ目の違いは3文字目
AIDMAとAISASの違いは、3文字目からです。
AIDMAはDesire(欲求)に対し、AISASではSearch(検索)と違いがあり、AIDMAが感情段階を定義するのに対し、AISASは行動段階を定義しています。
Webに対して特化しているAISASならではのフレームワークの考え方から、違いが見えてきます。
2-2. 大きな違いは5文字目
AIDMAとAISASの大きな違いは、5文字目にあります。
AIDMAはAction(行動)で終わっているのに対して、AISASはShare(共有)まで定義を広げています。
SNS時代の流れの一つである”共有”するという文化。
消費者行動、マーケティングの手法がSNSの影響で違いを生み、より分かりやすくなりました。
2-3. フレームワークの直列と循環の違い
AIDMAの基本的な考え方はAISASのそれとは違い、Attention(認知)から、Action(行動)までが直列につながっています。
AISASはAIDMAとは違い、Search(検索)とShare(共有)の間に循環があることを提唱しています。
フレームワークの違いとして、直列と循環は大きく考え方に違いがでます。
3. AIDMAとAISASの使い所の違い
AIDMAとAISASはいずれもマーケティングフレームワークであり、同様のモデルですが、使い所が若干違います。
AIDMAとAISASはできた過程に違いがあるため、使い所にも違いがあるのですね。
3-1. AIDMAの使い所は?
AIDMAは既知の通り、提唱者のサミュエル・ローランド・ポールの著書ではAIDMAを、広告宣伝に対する消費者の心理プロセス(消費者行動)を説明するために使用しています。
そのため、Webに限らないすべての広告宣伝に対して使用することができるものです。
街頭や店頭、パンフレットで打ち出す広告などにAIDMAは使えます。
3-2. AISASの使い所は?
AISASの使い所はAIDMAとは違います。
AISASは、株式会社電通により、ウェブを日常的に利用する消費者の購買に関する心理プロセス(消費者行動)を理解しマーケティングに活かすために作られたモデルです。
Search(検索)やShare(共有)からも分かる通り、AISASはWebありきのフレームワークです。
そのためWeb広告、例をあげるならECサイトへの流入から商品の共有までに使うことができます。
4. まとめ
AIDMAとAISASは、マーケティングフレームワークではかなり広く使われています。
それぞれの違いを理解することで、使い所が分かり、マーケティングのモデルに取り込むことができるでしょう。
こちらは、AIDMA, AISASがそれぞれのおすすめ本です。
AISAS提唱本
AIDMA提唱本
(入手困難です)
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